top of page

ごあいさつ

​

 こんにちは。

 「子ども邦楽合奏団音輪会」は、箏や三味線などの和楽器を演奏する合奏団です。平成29年9月で創立10年目となりました。

 設立のきっかけとなったのは、2002年に改訂された学習指導要領で、授業のなかに邦楽器をとり入れることとなりましたが、「邦楽器までは…という音楽の先生を手伝わせていただいたときのことです。

 箏を準備して待っていた教室に、元気よく入ってきた女子生徒のくったくのない第一声が、

「わあー!これなあにー?しゃみせーん?」

というものでした。

 三味線と箏の区別がつかない中学生がいるということに驚きもしましたが、趣味の範囲とはいえ長い間「おこと」に親しんできた私にっとってはさみしいことであり、残念なことでもありました。これほどまでに馴染みがなくなっては日本文化の一翼である邦楽が消えてしまうのではないか、とまで考えた​ものでした。

 何とかしなければ…と、長い暗中模索のときに「新潟ジュニア邦楽合奏団」の存在を知り、「子ども邦楽合奏団」創設の構想を持つに至りました。

 「箏・三味線に実際に触れ、演奏の楽しさを体験しよう」と音輪会は2008年9月に活動を開始しました。三味線指導に田口拓先生、箏指導に千葉暢先生をお願いし、上池袋コミュニティセンター(和室)で参加の生徒12名からのスタートでした。

 今、団員は小学生から高校生までの22名となり、使用する楽器も十七絃箏、笛、鼓、太鼓などが加わって、長唄の古典から現代的な曲まで、皆で和気あいあいと練習しています。

 音輪会はこれからも「美しい日本の音で楽しい音楽を奏でていきたい」と思います。入団はいつでも大歓迎です。

 どうぞよろしくお願いいたします。

あなたの入団をお待ちしています。

音輪会代表 石川 和江

bottom of page